洗濯したばかりなのに、なんだか洗濯物が臭い…。洗濯機のフタを開けたときにモワッとした臭いがする…。こんな経験、一度はあるのではないでしょうか。洗濯機の臭いの原因は、カビ・雑菌・洗剤カスなど様々ですが、原因に合った正しい対策を取れば、しっかり解消することができます。この記事では、洗濯機の臭いの原因別の対処法と、臭いを予防する日常のお手入れ方法を詳しく解説します。

洗濯機が臭う5つの原因
洗濯機の臭いにはいくつかの種類があります。まずは「どんな臭いがするか」で原因を特定しましょう。
カビ臭い(湿った雑巾のような臭い)
洗濯機の臭いの原因として最も多いのがカビです。洗濯槽の裏側は常に湿っており、洗剤カスや皮脂汚れが栄養源となって黒カビが繁殖しやすい環境です。目に見える洗濯槽の内側がキレイでも、裏側にはびっしりとカビが付着していることがあります。
生乾き臭(雑巾臭・酸っぱい臭い)
生乾き臭の正体は「モラクセラ菌」という雑菌が出すフンのような排泄物です。この菌は洗濯物に残った汚れや水分をエサにして繁殖し、嫌な臭いを発生させます。洗濯後に長時間放置したり、部屋干しで乾きが遅かったりすると発生しやすくなります。
下水臭(ドブのような臭い)
洗濯機周辺からドブのような臭いがする場合は、排水口の排水トラップ(水の蓋)が機能していない可能性があります。排水トラップの水が蒸発したり、ゴミが詰まったりすると、下水管の臭いが逆流してきます。
洗剤臭(甘ったるい・ツンとした臭い)
洗剤や柔軟剤の入れすぎが原因です。適量を超えた洗剤はすすぎきれずに洗濯槽の裏側に蓄積し、変質して不快な臭いを放つことがあります。
ゴム臭(新品の場合)
新しい洗濯機の場合、ゴムパッキン部分から独特の臭いがすることがあります。これは使用を重ねるうちに自然と消えるため、あまり心配する必要はありません。

原因別!洗濯機の臭い対策と掃除方法
カビ臭には「塩素系クリーナー」で槽洗浄
カビ臭い場合は、塩素系の洗濯槽クリーナーでの槽洗浄が最も効果的です。塩素系クリーナーは殺菌力が非常に強く、目に見えないカビや雑菌を根こそぎ除去してくれます。
やり方は簡単です。洗濯槽にクリーナーを直接投入し、「槽洗浄コース」を選択して運転するだけ。槽洗浄コースがない場合は、高水位まで給水してから「洗い」コースで5〜10分回し、そのまま2〜3時間放置してから通常運転で排水してください。
メーカー純正クリーナーは各洗濯機に最適化されているので、迷ったら純正品を選ぶのが安心です。くらしのマーケットマガジン(https://curama.jp/washer/top-loading/magazine/207/)でも詳しい掃除方法が紹介されています。
生乾き臭には「お湯洗い」と「酸素系漂白剤」
モラクセラ菌は熱に弱い性質があります。60度以上のお湯で洗濯することで、菌を効果的に減らすことができます。ただし、洗濯機によっては高温のお湯が使えない機種もあるため、取扱説明書を確認してください。
衣類に染みついた生乾き臭には、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)でのつけ置きも効果的です。40〜50度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分〜1時間つけ置きしてから通常通り洗濯しましょう。
下水臭には「排水トラップの掃除」
排水口のトラップ部分を取り外し、溜まったゴミや汚れを除去します。排水トラップの水が蒸発している場合は、コップ1杯の水を注いで水の蓋を復活させましょう。定期的に排水口周りを掃除することで、下水臭の発生を防げます。
洗剤臭には「洗剤の適量見直し」
洗剤や柔軟剤の使用量を見直しましょう。パッケージに記載された適量を守るのが基本です。自動投入機能がある洗濯機の場合は、投入口やタンク内に古い洗剤が固まっていないかチェックしてください。
塩素系と酸素系のクリーナーは混ぜると危険です。使用する際はどちらか一方のみ使い、別の種類を使う場合は間を空けてからにしましょう。
洗濯機の臭いを予防する7つの習慣
臭いを解消したら、再発を防ぐための習慣を身につけましょう。どれもちょっとした心がけで実践できるものばかりです。
1. 洗濯後はフタを開けっぱなしにする
洗濯終了後にフタを閉めたままにすると、洗濯槽内に湿気がこもってカビが繁殖しやすくなります。洗濯後はフタを開けて換気するのが、最もシンプルかつ効果的な予防策です。
2. 月1回の槽洗浄を習慣にする
槽洗浄は月に1回が目安です。忙しくて毎月は難しいという方でも、最低2ヶ月に1回は実施しましょう。
3. 洗剤の量を守る
多く入れれば汚れが落ちるわけではありません。適量を超えた洗剤は洗い残しの原因になり、カビや臭いにつながります。
4. 洗濯物を入れっぱなしにしない
洗濯前の汚れた衣類を洗濯機の中に入れっぱなしにするのはNGです。洗濯カゴを使って、洗う直前に洗濯機に入れるようにしましょう。
5. 糸くずフィルターをこまめに掃除する
フィルターに溜まったゴミを放置すると、雑菌の繁殖スポットになります。洗濯のたびにチェックするのが理想的です。破れやすい部分なので、予備のフィルターを用意しておくと安心です。
6. 洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯後に長時間放置すると、湿った環境で雑菌が爆発的に増えます。洗い終わったらできるだけ早く干しましょう。
7. 洗濯槽を乾燥させる機能を活用する
ドラム式洗濯機には「槽乾燥」機能が付いている機種が多くあります。この機能を定期的に使うと、洗濯槽内の湿気を飛ばしてカビの繁殖を抑制できます。

部屋干しで臭いを出さないコツ
部屋干しは生乾き臭の大きな原因ですが、コツを押さえれば臭いを防ぐことができます。
風を当てる:扇風機やサーキュレーターの風を洗濯物に当てると乾燥スピードが格段に上がります。エアコンの除湿モードとの併用も効果的です。
間隔を空けて干す:洗濯物同士が密着していると風が通らず乾きが遅くなります。こぶし1個分の間隔を空けて干しましょう。
除菌効果のある洗剤を使う:部屋干し用の洗剤は除菌成分が配合されているものが多く、生乾き臭を抑える効果があります。
洗濯物の干し方を工夫する:厚手のものと薄手のものを交互に干したり、裏返して干したりすると、風が通りやすくなり乾燥時間を短縮できます。ライオンケミカルのサイト(https://www.lionchemical.jp/trivia/washing-machine-smell)でも臭い対策が詳しく解説されています。
プロの洗濯機クリーニングという選択肢
自分で槽洗浄をしても臭いが取れない場合は、プロの洗濯機クリーニングを依頼するのも有効です。プロのクリーニングでは洗濯機を分解して洗浄するため、市販のクリーナーでは落としきれない頑固な汚れやカビも除去してくれます。
費用は縦型で1万〜1.5万円程度、ドラム式で2万〜3万円程度が相場です。1〜2年に1回プロに依頼することで、洗濯機を清潔に保ちつつ寿命も延ばすことができます。
槽洗浄を繰り返しても臭いが気になる縦型洗濯機なら、ハウスクリーニング業者のおそうじ革命に相談する方法もあります。公式サイトで洗濯機の分解クリーニングを案内しており、料金は洗濯機のタイプごとに示されています。ただしドラム式は対象外とされているため、お使いの機種が対象になるかを先に確認しておきましょう。詳しい内容は公式サイトで確認できます。

よくある質問(Q&A)
Q. 酸素系と塩素系のクリーナー、どちらを使えばいい?
殺菌力で選ぶなら塩素系がおすすめです。カビや雑菌をしっかり除去したい場合に適しています。酸素系は発泡力で汚れを剥がし取るタイプで、塩素の臭いが苦手な方に向いています。どちらも効果がありますが、頑固な汚れには塩素系の方が効果的です。
Q. 新品の洗濯機でも臭いがするのですが…
新品の場合はゴムパッキンや樹脂部品からの臭いであることが多いです。使用を重ねるうちに自然と消えていきます。気になる場合は、空の状態で1〜2回洗濯運転をすると早く解消されます。
Q. 柔軟剤を使わない方がいい?
柔軟剤自体が臭いの原因になるわけではありませんが、使いすぎると洗濯槽に蓄積してカビの栄養源になります。適量を守って使用すれば問題ありません。
Q. 洗濯機の臭いがどうしても取れないときは?
自分で何度槽洗浄をしても臭いが取れない場合は、洗濯槽の裏側にカビが固着している可能性が高いです。プロの洗濯機クリーニング業者に依頼して、分解洗浄してもらうことを検討しましょう。分解洗浄ではプロが洗濯機を分解し、市販のクリーナーでは届かない洗濯槽の裏側まで徹底的に洗浄してくれます。料金は高くなりますが、洗濯機をリフレッシュして長く使えるようになるため、買い替えよりもコスパが良い場合もあります。
Q. 洗濯物同士の臭い移りを防ぐ方法はありますか?
汚れがひどい衣類(運動着やタオルなど)と普段着を分けて洗うのが効果的です。汚れた衣類から雑菌が移って他の衣類にも臭いがうつることがあるため、分けて洗うことで臭い移りを最小限に抑えられます。また、洗濯物を長時間洗濯機の中に入れっぱなしにしないことも重要です。
まとめ
洗濯機の臭いは、原因を正しく特定して適切な対策をとればしっかり解消できます。カビ臭には塩素系クリーナーでの槽洗浄、生乾き臭にはお湯洗いや酸素系漂白剤、下水臭には排水トラップの掃除が効果的です。そして何より大切なのは予防です。洗濯後にフタを開ける、月1回の槽洗浄、洗剤の適量を守るといった日常の心がけで、臭いの発生を大幅に抑えることができます。グンゼ公式サイト(https://www.gunze.jp/kigocochi/article/1k202107-01/)でも衣類の臭い対策が参考になります。
家電は買うと金額がかかり、使う期間が短いと処分の手間も出てきます。買う前に借りて確かめたい、短い期間だけ使いたいという場合は、かして!どっとこむのように家電や家具を借りる選択肢もあります。1品・30日から借りられると公式サイトに案内されています。料金や条件は公式サイトで確認できます。





