通勤・通学、ジョギング、テレワークなど、あらゆるシーンで活躍するワイヤレスイヤホン。ケーブルのわずらわしさから解放されたいと考えている方は多いのではないでしょうか。ただ、ワイヤレスイヤホンは各メーカーから膨大な数のモデルが発売されていて、どれを選べば自分に合っているのか迷ってしまうのも事実です。この記事では、ワイヤレスイヤホンを選ぶときに押さえるべきポイントを整理しながら、用途別におすすめのモデルを比較して紹介します。

ワイヤレスイヤホンの種類と特徴を理解しよう
ワイヤレスイヤホンには大きく分けて3つのタイプがあります。自分の使い方に合ったタイプを知ることが、失敗しない選び方の第一歩です。
完全ワイヤレスイヤホン(TWS)
左右のイヤホンが完全に独立している最も人気のあるタイプです。ケーブルが一切ないため、装着感が軽く、運動時にもケーブルが邪魔になりません。AirPodsやSony WF-1000XM5など、各メーカーの主力モデルがこのタイプに集中しています。充電ケースに入れて持ち運べるコンパクトさも魅力で、ポケットに入れても邪魔にならないサイズ感のモデルが多いです。
ネックバンド型ワイヤレスイヤホン
左右のイヤホンがネックバンドでつながっているタイプです。完全ワイヤレスと比べて落下・紛失のリスクが低く、バッテリー持ちが長い傾向があります。片耳だけ外して首に掛けておけるため、ビジネスシーンでの使い勝手もよいです。通話が多い方やイヤホンをなくしやすい方には特におすすめのタイプです。
オープンイヤー型(骨伝導・耳を塞がないタイプ)
耳の穴を塞がずに音楽を聴けるタイプです。周囲の音を聞きながら音楽を楽しめるため、ランニングや自転車での使用に適しています。ShokzのOpenRunシリーズが代表的なモデルです。ただし、音漏れしやすいデメリットがあるため、電車内などの公共の場での使用には注意が必要です。骨伝導タイプと空気伝導タイプがあり、骨伝導タイプはこめかみ付近の骨を振動させて音を伝えるため、周囲への音漏れが比較的少ないです。
ワイヤレスイヤホン選びの第一歩は「どこで、何に使うか」を明確にすることです。通勤電車で使うならノイズキャンセリング付き、運動中に使うなら防水対応のモデルを優先的に選びましょう。
ワイヤレスイヤホン選びで重要なスペック
ワイヤレスイヤホンを比較するときに確認すべき主要なスペックを解説します。
ノイズキャンセリング(ANC)
通勤・通学で電車やバスを使う方にはアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルがおすすめです。周囲の騒音を低減してくれるため、音量を上げなくても音楽や音声コンテンツに集中できます。ノイズキャンセリングの強さはモデルによって差があり、ハイエンドモデルほど高性能な傾向があります。記事執筆時点では3,000円台のモデルでもANC搭載のものが登場しており、以前よりもANC体験のハードルは下がっています。
バッテリー持ち
イヤホン単体での連続再生時間と、充電ケース込みのトータル再生時間を確認しましょう。イヤホン単体で6〜8時間、ケース込みで24〜30時間程度あれば、日常使いで充電切れの心配はほとんどありません。急速充電対応のモデルなら、5〜10分の充電で1時間程度使えるものもあります。通勤時間が長い方や出張が多い方は、バッテリー持ちを優先して選ぶと安心です。
防水性能
ランニングやジムで使う場合は防水性能を確認してください。IPX4以上であれば汗や小雨程度には耐えられます。水泳にも使いたい場合はIPX7以上のモデルを選びましょう。通勤メインであればIPX4があれば安心です。防水等級の「IPX」の数字が大きいほど防水性能が高く、IPX7なら水深1mに30分間沈めても浸水しないレベルです。
対応コーデック
Bluetoothオーディオのコーデック(圧縮方式)によって音質が変わります。標準のSBCに加えて、AACはiPhoneとの相性がよく、LDACやaptX Adaptiveはハイレゾ相当の高音質に対応します。自分のスマホが対応しているコーデックとイヤホンの対応コーデックが一致しているか確認しましょう。コーデックの優先度は、iPhoneユーザーならAAC、Androidユーザーでハイレゾを楽しみたいならLDAC対応を選ぶのがおすすめです。
マルチポイント接続
マルチポイント接続は、1つのイヤホンを2台のデバイスに同時接続できる機能です。例えばパソコンとスマホを同時に接続しておけば、パソコンで音楽を聴きながらスマホに着信があったときに自動で切り替わります。テレワークでパソコンとスマホを併用する方には特に便利な機能です。
用途別ワイヤレスイヤホンの選び方
ここからは使うシーン別に、どんなスペックを重視すべきかを紹介します。
通勤・通学で使いたい方
電車内での使用がメインなら、ノイズキャンセリング性能が高いモデルを選びましょう。騒がしい車内でも音楽やポッドキャストをクリアに楽しめます。また、通話品質も重要です。マイクの性能がよいモデルなら、移動中の電話にもスムーズに対応できます。Sony WF-1000XM5やBose QuietComfort Ultra Earbudsは、ノイズキャンセリング性能と通話品質の両方で高い評価を受けています。ソニー公式サイト(https://www.sony.jp/headphone/)で最新モデルの情報を確認できます。
運動中に使いたい方
ランニングやジムでの使用には、防水性能(IPX4以上)と装着安定性が重要です。イヤーフックやウイング付きのモデルは激しい動きでも外れにくい構造になっています。周囲の音も聞きたい方にはオープンイヤー型がおすすめで、Shokz OpenRun Pro 2が人気のモデルです。スポーツ用途では重量も大事なポイントで、片耳5g以下の軽量モデルなら長時間のランニングでも快適に使えます。
テレワーク・Web会議で使いたい方
マイク性能と装着の快適さが優先ポイントです。長時間着けても疲れにくい軽量設計のモデルを選ぶと、一日中のリモートワークでも快適です。マルチポイント接続に対応したモデルなら、パソコンとスマホを同時に接続でき、スマホへの着信にもすぐ対応できます。ノイズリダクション機能付きのマイクを搭載したモデルなら、カフェなど騒がしい環境でも相手に声がクリアに届きます。
音質にこだわりたい方
音質重視なら、LDAC対応モデルやハイレゾ認定のモデルを選びましょう。ドライバーのサイズが大きいモデルや、複数のドライバーを搭載したモデルは、低音から高音までバランスの取れたサウンドを楽しめます。Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4やSony WF-1000XM5は音質面で特に高い評価を受けています。

ワイヤレスイヤホンの価格帯と期待できるスペック
5,000円以下のモデル
基本的な音楽再生と通話ができるエントリーモデルが中心です。ノイズキャンセリング非搭載のモデルが多いですが、Anker Soundcore Life P3iのようにANC搭載で3,000円台の製品も登場しています。音質にこだわらず「まずはワイヤレスを体験してみたい」方にはこの価格帯で十分です。
5,000円〜15,000円のモデル
ノイズキャンセリング搭載モデルが増えてくる価格帯です。バッテリー持ちや防水性能も改善され、日常使いには十分なスペックを備えています。コスパを重視するならこの価格帯から選ぶのがおすすめです。AnkerやSOUNDPEATSがこの価格帯で強力なモデルを展開しています。
15,000円〜30,000円のモデル
各メーカーのミドルハイモデルが揃う価格帯で、ノイズキャンセリング性能・音質・通話品質のすべてが高水準です。AirPods(第4世代)ANC搭載モデルやSony WF-1000XM5がこの価格帯の代表格です。多くの方がこの価格帯で満足できるレベルに達しています。
30,000円以上のモデル
各メーカーのフラッグシップモデルが中心です。Bose QuietComfort Ultra Earbudsなど、あらゆる面でトップクラスの性能を持つモデルが揃っています。空間オーディオやハイレゾ再生といった付加価値機能も充実しています。
ワイヤレスイヤホンに関するQ&A
Q:ワイヤレスイヤホンの寿命はどのくらい?
バッテリーの劣化が寿命を左右します。一般的には2〜3年程度で充電持ちが短くなってくることが多いです。バッテリー持ちが気になり始めたら買い替えのタイミングです。
Q:iPhoneにはAirPodsがよい?
AirPodsはiPhoneとの連携がスムーズで、Apple製品との相性が抜群です。ただし、ノイズキャンセリング性能や音質で比較すると、Sony WF-1000XM5やBose QC Ultra Earbudsのほうが優れているという評価もあります。Apple製品エコシステムの便利さを優先するならAirPods、音質やANC性能を優先するなら他社モデルを選ぶとよいでしょう。
Q:耳が痛くならないモデルは?
イヤーピースのサイズが合っていないと耳が痛くなりがちです。複数サイズのイヤーピースが付属しているモデルを選び、自分の耳に合ったサイズに交換しましょう。カナル型がどうしても苦手な方は、インナーイヤー型(AirPods第4世代ノーマルモデルなど)やオープンイヤー型を検討してみてください。ウレタンフォームタイプのイヤーピースに交換すると、フィット感が改善されて痛みが軽減されるケースも多いです。
モデルが多くて絞りきれないときは、イヤホン・ヘッドホンを専門に扱うお店をのぞいてみるのもひとつの方法です。e☆イヤホンはイヤホン・ヘッドホンの専門店で、ここまで見てきた用途やスペックの条件を手元に、気になるモデルを見比べる場として使えます。取り扱いや詳しい内容は公式サイトで確認できます。
まとめ|自分の使い方に合ったワイヤレスイヤホンを選ぼう
ワイヤレスイヤホンは、使うシーンによって重視すべきスペックが異なります。通勤メインならノイズキャンセリング、運動メインなら防水性能と装着安定性、テレワークならマイク性能と装着感を優先して選びましょう。価格帯は5,000円〜15,000円のミドルレンジがコスパと性能のバランスに優れていて入門に最適です。e-イヤホンのレビューページ(https://www.e-earphone.jp/)では実際の使用感が確認できるので、購入前に参考にしてみてください。
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